【シドニー２６日ＡＡＰ】シドニーのクローバー・ムーア市長は２６日、デンマーク人建築家のアイデアを基にして作成されたシドニー中心部の大規模な再建計画案を発表した。

　計画案では、サーキュラー・キーの上を走るカヒル高速道路が撤去され、市の目抜き通りであるジョージ・ストリートは歩行者天国に生まれ変わる。また、ウェスタン・ディストリビューター高速道路は計画によって活性化されたダーリング・ハーバーの地下を通過するようになり、セントラル駅とサーキュラー・キー間を路面電車の環状線で結ぶとしている。

　モリス・イエマＮＳＷ州首相はこの計画案に対し好意的ではあるものの、カヒル高速道路の撤去など、一部の計画の現実性に関しては疑問があると述べた。

　「高速道路に関する計画などは特に今後の改善が必要だが、実現性が高いセントラル駅周辺の再建案などは、州と市が協力し合えば結果を出すことができるであろう」とイエマ州首相。