【シドニー27日AAP】価格規制機関(IRAPT)は、シドニーの水道代に関して来年までに95ドル、今後4年間で203ドルの値上げを推奨している。
この額は年間200リットルの水を消費した場合で、値上げにより得た収入は州政府の海水淡水化プラント建設事業や既存設備の改善、増設費用として使われるという。
IRAPTは水道代の値上げを推奨している一方で、シドニーのダムの水量が増えていることや淡水化プラント完成により水の供給源が増えることから、使用制限超過に対する料金に関しては徐々に減額されていくべきであるとしている。
同機関のマイケル・キーティング会長は、水道代の上昇が平均的家庭に少なからず打撃を与えることに懸念を示したものの値上げ額は妥当なものと述べ、「この値上げが家計に深刻なダメージを与えるとは思わない」と話した。
水道代の値上げは7月1日に行われる予定。