国際

ラッド首相、訪問先アメリカでブッシュ米大統領と会談

 

 【ワシントン29日AAP】現地時間28日、ラッド首相が訪問先のアメリカでブッシュ米大統領と会談を行い、両国の同盟関係を再確認した。ハワード政権時代に構築された米豪の関係は、ラッド新政権のもとで今後も継続されることが示された。

 ブッシュ大統領は、ラッド首相の公約の1つであるオーストラリア軍のイラク撤退についても理解を示し、ラッド首相が公約を守ることに対して「言葉どおりに実行する人物を私は尊敬します」と述べている。ラッド首相は午前中に行われたブッシュ大統領との約90分間の会談の後、昼食会に出席した。なお、ブッシュ大統領との共同記者会見の模様は、米大手テレビ局CNNで放送されている。

 午後からは5時間にわたって立て続けに会談が行われ、ラッド首相は国際通貨基金の専務理事やチェニー副大統領、ポールソン財務長官、ライス国務長官、ゲイツ防衛長官、バーナンキ連邦準備銀行総裁などと話し合いを行った。主な論題は、国際金融市場の低迷や気象変動、安全保障問題などについてだった。

 29日に首相はニューヨークに移動し、バン・キムン(藩基文)国連事務総長と会談を行うことになっている。

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