【キャンベラ31日AAP】オーストラリア統計局(ABS)の発表で、2007年度の国内主要都市の人口増加率は過去20年で最も高かったことがわかった。
メルボルンの人口はシドニーの人口よりも急速に増加しており、今後20年以内にメルボルンが国内で最も人口の多い都市になることが予想される。
国内主要都市の総人口は6月30日までの1年間で1.6%増加し、1340万人になった。この人口増加の要因の1つとして、海外からの移民の増加が過去最高を記録していることが挙げられる。昨年度はオーストラリアから海外へ移住した人よりも海外からオーストラリアへ移住した人の数のほうが17万8000人多かった。
昨年度、人口増加率が最も高かった都市はダーウィンで、2.6%増しの11万7395人。2位はパースで、2.3%増しの155万人。3位はブリスベンで2%増しの186万人。増加人数が最も多かったのはメルボルンで、6万1719人増し(1.6%増し)の381万人。オーストラリアの人口の約4分の3が主要都市に集中していることを考慮すれば、総人口が1.5%増加したという統計も驚きではない。オーストラリア全体では31万6000人増加し、総人口は2100万人となった。