【シドニー31日AAP】シドニーのバーで30日朝、暴行事件が発生し、水泳選手のニック・ダーシー被告が暴行容疑で起訴された。
同事件でコモンウェルス競技会の元水泳チャンピオンのサイモン・コーリーさんが顎と鼻を骨折するなど、顔面を負傷した。コーリーさんはセント・ビンセント病院に搬送されたが、治療後に退院し、現在はセント・ジョージ病院で治療を受けている。
ダーシー被告は条件付きで保釈され、4月21日にシドニー・ダウニング・センター地方裁判所に出廷する予定。
ダーシー被告は先週行われたオリンピック選考会で男子200メートルバタフライの種目でコモンウェルス記録を出して優勝し、北京オリンピックへの出場権を手に入れたばかり。
オーストラリア・オリンピック委員会は、ナショナルチームの評判に悪影響を及ぼすとみなされた選手のオリンピック出場を停止する権限を保持している。
コーリーさんの父親はニューズ・リミテッドに対し、「息子のけがは深刻で、手術が必要になるかもしれない」と語った。
オーストラリア・オリンピック委員会とオーストラリア水泳協会は同件に関して独自で調査を実施し、ダーシー被告、コーリーさん、そのほか事件の関係者に事情を聞く予定。