政治

旅客機へのレーザー攻撃が多発 豪連邦警察、対策を検討

 【シドニー2日AAP】警察は、ケアンズ発シドニー行きと思われる飛行機が1日午後9時30分ごろ、レーザー攻撃を受け、飛行経路を妨害されたと発表した。レーザーはボスレー・パーク地域から照射されていたと考えられている。飛行機はシドニー空港に無事に着陸し、けが人は出なかった。

 

 28日には、旅客機6機が組織的なレーザー攻撃を受け、シドニーまでの飛行経路の変更、また着陸の遅延が余儀なくされた。当局は、攻撃は15分間続き、レーザーはシドニー南西部のベクスリー地域から照射されていたと考えられるとした。

 2日、豪連邦警察(AFP)とそのほかの政府機関がキャンベラで会議を開催し、旅客機へのレーザー攻撃問題に取り組むための戦略を検討する予定。ジ・オーストラリアン紙は、会議では高性能なレーザーの販売禁止を求める声が上がるだろうとした。また、レーザーを使用して飛行を妨害した場合のさらに厳重な罰則に関しても協議される。昨年から導入されている罰則では、最高2年の禁固刑と最高3万ドルの罰金が科せられる。

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