【キャンベラ8日AAP】ジョン・フィッツギボン国防相は8日、イラクに派遣されている豪軍隊のために働く現地労働者とその家族約600人に対し、オーストラリアでの永住ビザを発行する予定だと発表した。
「最初にその恩恵を受けるイラク国民は、撤退を予定している豪部隊と任務に当たっている労働者の中から選ばれる」とフィッツギボン国防相は声明文で述べた。
ケビン・ラッド首相は昨年の選挙時に掲げた公約を守るため、豪軍隊を6月にイラクから撤退させる予定。
フィッツギボン国防相は「イラク南部で豪軍隊やその関連部隊とともに働くイラク国民は反連合軍の武装勢力の標的になりやすい。彼らはオーストラリアの安全保障とイラク復興活動のために献身的に務めてきた」と語った。