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厳戒態勢の中、聖火リレーが行われる キャンベラで

 【キャンベラ24日AAP】チベット問題に絡んで中国、チベットの両国支援者によるデモ行動が早くから懸念されていた聖火リレーが24日朝、キャンベラにて行われた。

 同日のキャンベラには、日が昇る前から人々が続々と集まったが、その多くは中国の赤い国旗を持った若者達であった。市内を行き交う車にも同国の国旗が掲げられ、まるでラグビーの最終戦が行われた日のような光景であったという。

 デモ行動に関しては逮捕者も出ており、聖火リレー前日の23日、シドニー市内キングス・クロスのシンボルであるコカ・コーラの看板に同社製品のキャッチ・コピーを模した「エンジョイ・コンパッション」と書かれたバナーが掲げられ、この件に関してチベット支援者4人が逮捕された。

 聖火リレー中は数百人の警官が警備にあたる中、1000人以上の両国支援者たちが国会議事堂に集結。聖火が議事堂に近づいてきた時、それを妨害しようとした数名が取り押さえられた。また中国の国旗が焼かれたり、両国の支援者たちがお互いを罵り合ったりする様子も見られたという。

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