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物価高騰で、一般サラリーマン家庭が生活苦に直面

 【シドニー25日AAP】食料品やガソリン、金利の高騰によって、ホワイトカラーと呼ばれる事務職に従事する人々が生活苦に陥るという事態になっており、福祉団体はオーストラリアに新タイプの社会層が出現していると警告している。

 宗教系慈善団体「救世軍」によれば、救済を求めにくる人々の数が、この6カ月間で58%も上昇しており、そのうちの多くは家計支出が収入を上回っている状態だという。

 救世軍のフィル・マクスウェル少佐は「家計をやりくりできない、これまでにないタイプの社会層が現れています。事務職に従事する人々や正社員で働く人々が、収入を上回る出費のせいで、経済的に困窮しているのです。彼らは夢のマイホームを購入したものの、非常に厳しい現実に直面しています」と述べている。

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