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豪政府、中国政府とチベット指導者の対話を歓迎

 【メルボルン26日AAP】中国政府がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの特使と対話する用意があることを発表したことについて、オーストラリア政府は歓迎の意を表している。

 先月、チベットの首都ラサでは反中国政府の暴動が発生しており、これを弾圧する中国政府に対して国際社会からは大きな圧力がかかっていた。チベットを支援する活動家たちはここ数週間、世界各地で北京オリンピックの聖火リレーを標的にした運動を展開した。

 スミス豪外相は「私とラッド首相は、これまで絶えず対話をするようにと求めてきました。オーストラリア政府は、対話こそがチベット問題を解決するための唯一の手段だと信じています」と声明の中で述べている。また、グリーン党のブラウン党首は、中国政府の発表について、聖火リレーで運動を展開した世界中のチベット支援者たちの勝利だと述べており、ラッド政権に両者の対話を支援するよう提言している。

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