一般

将来、シドニーでお墓が足りなくなる!

 【シドニー27日AAP】将来シドニーで墓地不足が深刻化することが予測されてる。NSW州政府の推定によれば、今後40年ほどでシドニー大都市圏の墓地は使い果たされることになるという。土地価格の上昇や住宅地・工業用地の拡大、公共緑地の確保など理由から、シドニーで新しく墓地を設けることが困難となっている。

 27日発表の審議文書では「2020年までに、現在空いている墓地のうち3分の1が使用され、2050年までには現在空いている墓地が全て埋め尽くされる」と予測されている。

 NSW州墓地火葬協会のメアリー・ソーン会長は「もし州政府が墓地不足を解消せず、私たちがどのような方法で遺体を葬るのかを検討しなければ、将来シドニーの墓地は完全に埋め尽くされることになります。同州の面積は広大ですので、地方ではたくさん空きがあります。けれども、問題はシドニーです。火葬される人数は増えてきていますが、民族的に土葬を好む人数も増加していますので、このような人々には墓地を提供しなければならないのです」とコメントしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら