【キャンベラ1日AAP】ラッド政権初の予算案の発表を直前に控え、ケビン・ラッド首相は、今回の予算案は国民すべての家計を救うものではなく、その一部に対しては間違いなく反感の声が上がることを予測していると話した。
「今回の予算案が苦しい家計を救う特効薬になるとは言わないが、今後も継続して対策を取っていく」とラッド首相。
また首相は、今回の予算案はあくまでも経済的に苦しい家庭に焦点を当てて作成されたものであることを主張。裕福層に対する優遇制度は削除されるべきだとコメントした。その一部として、大富豪たちが株式オプション制度に対して全額支払いを免れるという制度に今まで年間8000万ドルが投入されていたが、今回廃止されることになった。
本年度の予算案は13日に発表される。