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誤って不法滞在者として収監された男性に慰謝料

 【キャンベラ2日AAP】オーストラリア政府は、誤って不法滞在者収容所に8カ月半もの間収監された男性に対して、慰謝料を支払うことを決定した。

 M氏(仮名)はオーストラリア市民権を持っていたにもかかわらず、1999年~2003年に3回も移民局によって誤って収監された。これについて、NSW州最高裁判所は和解を提示しており、クリス・エバンス移民大臣が2日、政府がこの和解に応じることを発表した。

 エバンス大臣は「T氏にとっては、大きな心の傷となる出来事だったことでしょう。この和解によってT氏が今後の人生を前向きに生きていかれることを願っています」とコメントしている。移民局は2006年3月の時点で、T氏が誤って収監された事実が発覚したため、公式に謝罪している。なお、和解の詳細については公表されていない。

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