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ホームレスの男が通行車に投石

 【メルボルン3日AAP】メルボルンで3日朝、ホームレスの男(36)が「世の中に対して腹を立てている」という理由から、車や店舗に投石して総額2万ドルもの被害を出した。

 メルボルン東部クロイドン地区で3日午前6時少し前、男は現場を通りかかったトヨタ四輪駆動車とBMW車に向かって、鉄道バラストの大きな塊を投げつけた。四輪駆動車に乗っていた男性が、この男を追いかけて取り押さえ、警察が男を逮捕した。

 アダム・ケニヨン上級巡査よれば、最も大きな被害を受けたのはBMW車で、四輪駆動車と店舗の窓ガラス4枚の被害も合わせると被害総額は約2万ドルにのぼるとのこと。男は拘置されており、5日にリングウッド治安判事裁判所に出廷する予定。

 なお、隣のNSW州では昨年、ニコール・ミラーさん(22)が重さ1キロの石を投げ落とされて頭蓋骨骨折および脳傷害を負うという事件が発生したため、その後に同州では公道で投石した者に対して最高5年の懲役刑を課すという法律が制定されている。

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