【キャンベラ4日AAP】ACT政府は、同性愛者カップルの結婚式を法律上認める計画に対しラッド政権から支持を得られなかったことから、同計画の破棄を余儀なくされた。
サイモン・コーベルACT法務長官は4日、コモンウェルスはACT議会が同案を可決すれば、それを無効にする姿勢を明確に示したと語った。
ACT議会は2006年、市民パートナーシップ法をすでに可決していたが、当時のハワード政権によって却下された。コーベルACT法務長官は、ラッド首相が12月に州・準州法に介入しないことを約束しただけに、ラッド新政権が同計画に対して異なるアプローチを示すことを期待していたと語った。
「連邦政府が妥協案の検討を拒否し続けていることから、ACT政府は同案の修正を決定した。修正案の内容は結婚式は実施しないが、市民パートナーシップを提供するというもの。これによりキャンベラのゲイ・レズビアンカップルの関係が法的に認められ、同性愛者カップルがコモンウェルスのスーパーアニュエーション、税金、社会保障法の改革にアクセスすることが可能になる」とコーベルACT法務長官。
同法務長官は、ACT議会で多数の支持を得ている計画を非民主主義的でまるで19世紀時代の植民地支配者のように権力を使用して無効にするという連邦政府のやり方を非難した。