【シドニー5日AAP】1000人の豪人男性を対象に男らしさに関する調査を実施したところ、オーストラリアの象徴である「強くたくましい豪人男性」はもはや絶滅の危機にひんしていることがわかった。
友人とラグビーを定期的にすると回答した男性はわずか5人に1人。約50%が車の修理をしばらくしていないと回答。また、納屋の所有率は27%減少した。
一方、スキンケアを気にする男性の数は増加した。また、3分の1がピンク色の服を所有していると回答し、ピンク色の服を着ることをためらわない男性が増えたといえる。
ラグビー・リーグの伝説で、調査を実施したカークス・ブリュード・ジンジャー・ビールのスポークスマン、マル・マニンガ氏は、同調査結果は「極めて遺憾」とした。「豪人男性は恥じるべき。オーストラリアは腰抜けの国になってしまった。今こそ男の強さを身につけ、本気で取り組むべきとき」とマニンガ氏。
同様の傾向が政界においてもみられる。政界ではボブ・ホーク元首相が最も強くたくましい男性に選ばれた。一方、ケビン・ラッド現首相の投票獲得数の割合はわずか7%だった。