【シドニー9日AAP】カンタス航空との賃上げ交渉が決裂したのを受け、同航空の整備技師らが今月、ストを計画している。ストが行われれば、カンタス航空のフライトに遅れが生じるのは避けられなくなる。
オーストラリア免許取得航空技術者協会(ALAEA)では、5月15日から時間外労働を拒否し、16日と23日には4時間にわたって業務を停止することを計画している。
カンタス航空のジェフ・ディクソン最高経営責任者は声明の中で「カンタス航空は困難な時期にあり、企業としての成長のためにも、利益は航空機の購入などの再投資に充てられます。同航空の賃金政策では、年3%の昇給と1%の年金負担金増と決められており、この規定を覆すつもりはありません。ストの決行は不当です。ストが行われる16日と23日には、午後のフライトに遅れが出ることが予想されています」と述べている。