【シドニー14日AAP】現在香港で行われているロイヤル・オーストレジアン外科学会(RACS)の研究会議の中で、豪専門家は「やけどの応急処置には、アロエやティー・ツリー製品を塗布するよりも流水で冷やすことが一番効果的である」と発表した。
ブリスベン・ロイヤル小児病院のロイ・キンブル教授はやけどの応急処置に関して、いろんな種類の薬を用いるよりも、流水で患部を冷やすことがやけどの深さを最小限に抑え、傷跡を残りにくくする一番の方法であると話した。しかし、その理由は分かっていない。また、同教授は氷で患部を冷やすことはかえってよくないと指摘した。
「流水が効果的である理由を今後数年かけて調査し、やけどの応急処置に関するガイドラインを世界に向けて発表できるようにしたい」と同教授。