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妊娠中の携帯電話使用と子供の行動上の問題に関連性

 【シドニー19日AAP】デンマークと米国で行われた世界初の研究で、妊娠中に携帯電話を使用している女性が行動に問題のある子供を出産する確率が高いことがわかった。

 同研究は1万3000人の子供を対象に実施された。

 研究によると、1日に2~3回携帯電話を使用するだけで、子供が5歳に達するまでに多動性が増し、心理・行動上の問題を抱えるリスクが高くなるという。研究者はこの結果は予想外で、この理由を説明することは難しいとした。

 一方、これを受け、オーストラリア携帯電話通信協会はこの結果は慎重に取り扱われるべきとした。同協会のクリス・アルサス会長は「携帯電話からの電磁波の放出量はごく微量で、大人や子供が使用する際に特に注意しなければならない科学的根拠はない」と語った。

 英国のインディベンデント紙は、研究結果によると携帯電話を使用した母親は行動上の問題を抱える子供を持つ可能性が54%高く、また心理的問題、多動性、友人関係における問題などを抱えるリスクが25%~35%高いと報じた。

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