【シドニー20日AAP】20日付で発表された2つの世論調査結果にて、ケビン・ラッド首相の支持率が70%と高いことが明らかになった。
フェアファックス系紙に掲載されたニールセン世論調査結果によると、ラッド首相の支持率は70%。対する野党リーダーのブレンダン・ネルソン氏は17%にとどまった。53%の差は同調査が始められた1972年以来初めて。
もう一方はニューズ・リミテッド系ザ・オーストラリアン紙に掲載されたニュースポール世論調査で、こちらでも回答者の70%がラッド首相は適任であると答えたのに対し、ネルソン氏を選んだ人は12%であった。「分からない」と答えた人は18%。
ラッド首相はこの結果を受けて20日、ノース・シドニーでレポーターに対し「これらの数字は国民が首相になってからの短期間での実績を評価した結果である。私が目指すのは長期に渡って国益をもたらすことができる政府だ。世論調査の数字は大きく変動することがよくあるのであまり気にしないほうがいい」と話した。