【シドニー20日AAP】政府が発表した新案に関してNSW州の公立学校の教師たちは変更を要請しているが、同州教育相が交渉に応じなかった場合、州内2200の公立学校と400の職業訓練学校(TAFE)の教師たちは22日にストライキを決行する予定。
教師の配属先決定方法に関して、現行システムでは、遠隔地や地方での勤務経験が長い教師が希望する学校に優先的に転勤できるとされているが、政府の新案では、各学校の校長が直接教師を選ぶことができるとされており、必ずしも教師たちの希望に耳を傾けなくてもよいとしている。
NSW州父兄市民協力会(P&C)のダイアン・ギブリン会長は、「親たちは教師たちの将来を心配してはいるが、政府と教師とのやり取りが実際の学校生活に影響を与えるべきではない」と述べた上で、親たちは子供たちへの影響が最小限となるようストライキの回避を望んでいると話した。