【シドニー21日AAP】アクセス・エコノミックスが行った調査によると、現在豪国内における緑内障の患者数は30万と推測されており、2005年 における治療費の政府負担は20億ドルであったことが分かった。患者の数は今後も増えることが予想されており、2025年までに政府の治療 費負担額は43億ドルになると見込まれている。
同調査によると、30万人の患者のうち1割は80歳以上であるという。また、一等親血縁者の中に緑内障患者がいる場合、発症率が8倍になることも明らかになった。
緑内障の専門家であるジョナサン・クローストン教授によると、寿命が延びたことで患者数も急激に増加。緑内障患者は症状のない人より3倍転倒しや すく交通事故を起こす可能性が6倍も高いという。「残念ながらほとんどの人々が緑内障の危険性に気づかず、2年ごとに目の検査を受けることを怠っている」 とクローストン教授。