【キャンベラ25日AAP】ジェニー・マクリン家族相は25日、連邦政府が子供を虐待や無視から保護するための方法を模索するために審議文書を発表した。同審議文書は国家児童保護体制の基盤を形成する要素となる。
マクリン家族相は、オーストラリアでは6万人近い子供が虐待、あるいは無視されており、その件数は非常に懸念されるとした。「虐待件数はますます増加している。過去数年間で約45%も増加した。今では国家全体の問題となっている」とマクリン家族相。
政府は各州・準州、児童保護の問題を取り扱う機関とより密接に協力し、機関、支払いシステム、プログラムの関係性を改善していきたいとした。マクリン家族相は「審議文書によると、州・準州の児童保護当局は重圧の中で仕事を行っている。子供が置かれている状況は非常に悪く、今後状況を改善していくためにも、州・準州政府、連邦政府、非政府部門、家族の全てが協力して取り組む必要がある」と語った。