【キャンベラ26日AAP】オーストラリア安全保障情報機関(ASIO)のポール・オサリバン長官は、イスラム過激派のジハードによるオーストラリアに対する脅威は軽減したわけではなく、また近いうちに脅威が縮小することもないだろうと語った。
オサリバン長官は予算審議で、オーストラリアは難しい安全保障の問題に取り組み続けてきたと語った。
今年だけで23カ国で少なくとも20件のテロ攻撃が発生しており、約800人が死亡し、1500人が負傷した。オサリバン長官は「イスラム過激派のジハードの動向やそれによって扇動されるテロリストの活動はオーストラリア国家、国民、国益に対して多大な脅威をもたらし続けている」と語った。