【シドニー26日AAP】最終試験を受ける12年生を対象に試験によるストレスレベルと睡眠不足について調査を実施したところ、男子生徒よりも女子生徒の方が試験によるストレスにより影響されやすいことが判明した。
被験者のストレス、うつ状態、不安症のレベルはオーストラリアの標準の2倍以上だった。
アデレードのフリンダース大学心理学部のジュリー・ロビンソン博士は、女子生徒は男子生徒よりも試験によるプレッシャーを上手く処理することができないと語った。女子生徒の36%が精神面において高いストレスレベルを訴えたのに対し、男子生徒はわずか24%だった。
また、女子生徒は男子生徒よりも平日の睡眠時間が短く、週末の睡眠時間が長い傾向があることが分かった。また男女を問わず、45%が睡眠不足を解消するために昼間に定期的に睡眠をとっていると回答した。一方、残りの55%は睡眠不足を解消できないまま生活しており、非常に懸念される。
ロビンソン博士は「この結果は懸念されていた12年生の健康状態を科学的に証明することになった」とした。