【シドニー29日AAP】カンタス航空の経営陣が賃上げ交渉に応じなかったことを受け、国内3都市の同社の整備士たちは29日から30日にかけて、職務を4時間放棄して集会を行う。これにより、この2日間の同社のフライトは遅延が懸念されている。
集会はまずシドニーで29日の午前8時から正午まで行われ、その後ブリスベンで同日の午後6時から10時まで。メルボルンでは翌30日の午前8時から正午まで開かれる。
カンタス航空は29日、世界中で原油価格が上昇していることを受けて来年度のガソリン代は20億ドルの増加が見込まれることを発表。これにより人員削除の可能性も示唆している。
豪公認航空技術者協会のスティーブ・パービナス氏は、社員たちは3%の賃上げを提示されたがこれを拒否したとし、「我々の給料は2年半も値上げがない。インフレーションの上昇率が4%以上だというのに3%は低すぎる」と述べた。