一般

メルボルンのカフェからA型肝炎が発生

 【メルボルン30日AAP】メルボルン中心部にあるカフェからA型肝炎が広がっており、これまでに5人の感染者が確認されている。

 感染源となっているカフェは、ラトローブ・ストリートにある「ザンジバール・カフェ」で、調理および清掃を担当していた従業員がA型肝炎ウイルスを保持していたとみられている。これまでに感染が判明しているのは、ドンカスター在住の男性(65)、リザブワー在住の女性(32)、イースト・マルバーン在住の男性(51)およびアスペンデール在住の男性(54)となっている。感染者はいずれも5月16日~22日までの期間中に体調を崩している。A型肝炎はウィルス性感染症で、感染すると熱や吐き気、嘔吐、皮膚や目が黄色化するといった症状が出る。

 メルボルン市では、感染源となったカフェを広範囲にわたって清掃しており、今週には市職員が食品衛生面の点検のためカフェを訪れている。VIC州保健局長代理のレスター医師は、ウイルスの潜伏期間から判断して、6月第3週までは感染が発生し得るとしている。同医師は、4月25日以前にこのカフェに来たことがあり上記の症状がある人は、すぐに医師の診察を受けるようにと呼びかけている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら