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世界禁煙デー、禁煙団体がタバコの店頭陳列禁止を求める

 【メルボルン31日AAP】世界禁煙デーの31日、禁煙団体がタバコの店頭陳列を法律で禁じるよう政府に求めた。

 禁煙団体「クイット・ビクトリア」のフィオーナ・シャーキー代表によれば、禁煙中の人々や若者は、タバコの店頭陳列から大きな影響を受けるという研究結果があるという。シャーキー氏は「禁煙中の人が店に入ってタバコを目にすれば、ついつい誘惑に屈してしまいます」と述べている。また、子供や若者は明るい色のタバコのパッケージに心惹かれてしまうため、タバコの陳列を禁止することによって、若者の喫煙を予防することにもつながる。

 オーストラリア人の喫煙率は17%であり、成人の5分の1弱が喫煙者という計算になる。シャーキー氏は「ここ10年ほどで、レストランや職場、パブ、クラブなどで禁煙となりました。次の目標は店頭での陳列禁止です」とコメントしている。TAS州では2011年に店頭陳列を禁じる法律が施行される予定となっており、NSW州も同様の法律導入を検討しているところ。

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