一般

メルボルンの戦争慰霊館、アボリジニ戦没者を追悼

 【メルボルン31日AAP】31日にメルボルンの戦争慰霊館で追悼式典が行われ、過去の戦争におけるオーストラリア先住民アボリジニの犠牲者に対して敬意が示された。

 ジョン・テイラー戦争慰霊館理事長は、国の戦争でアボリジニが果たした貢献について、現代および未来の世代が知っておくことは非常に大切だと語ったうえで、「戦争慰霊館は、この国の戦争に奉仕した全ての人々を称えるために建てられています。戦争や平和維持活動において先住民の果たした貢献を称えることは、私どもにとって非常に光栄なことです」と述べている。

 第1次世界大戦には300~500人のアボリジニ兵士が出兵しており、第2次世界大戦では3000~4000人にのぼったと推定されている。また、朝鮮戦争やベトナム戦争、東ティモール紛争にも、先住民アボリジニー兵士は出兵している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら