【キャンベラ2日AAP】キャンベラの軍用地で2週間にわたって行われたイースタン・グレイ・カンガルーの駆除作業が終了し、合計514頭が安楽死した。
国防省スポークスマンは、「王立動物虐待防止委員会(RSPCA)を含む動物管理の専門家の指示のもと、駆除は最も人道的な方法で実施された」とした。 安楽死にはカンガルーに精神安定剤を撃ち、致死量の毒を注射しる方法がとられた。
ACTのRSPCAのマイケル・リンケ会長は「駆除の実施方法には満足しており、懸念事項はほとんどなかった」と語った。
カンガルーの駆除はACT政府によって支持され、国防省が委託した請負業者が作業を実施。駆除は絶滅の危機に瀕した野生植物やそのほかの動物を保護するために行われた。カンガルーの駆除をめぐり、多くの動物愛護運動家から非難の声が上がった。また、同件で10人以上の抗議者が逮捕された。