【シドニー3日AAP】シドニー西部のライダルメアにある保育所で先月26日、1歳の女の子が寝ているのに気づかずスタッフ全員が帰宅し、この女の子が保育所内に置き去りにされるという事件があった。女の子を迎えに来た親が警察に連絡をし、約1時間後に保育所のオーナーが建物の鍵を開け女の子は無事救出された。
フェアファックスの報道によると、アンキタちゃん(1)の父親は閉園時間である午後6時から4分遅れで保育所に到着。しかし建物内は暗く、中に誰かいるような気配はなかった。保育所から何の連絡も受けなかった彼は娘が置き去りにされていると思い警察に通報。同保育所のオーナーであるアンソニー・ハリール氏が駆けつけ、午後6時50分、中で眠っていたアンキタちゃんを救出した。
ハリール氏はフェアファックスに対して「今回の事件に関しては何の言い訳もできない。完全に我々の落ち度である」とコメント。今後、同じことが繰り返されないよう改善策を講じたと話した。
地域サービス省(DoCS)は現在、この保育所に対し監査を行っている。