【キャンベラ5日AAP】カンタス航空は燃料価格高騰に伴い、現行のオーストラリア-日本路線の便数を9月以降大幅に縮小することを決定した。
今回の決定では、9月以降メルボルン-東京間(週3往復)が廃止となり、シドニー-東京間(週9往復)も週7往復に減便される。また、12月にはケアンズ-大阪-名古屋路線も廃止され、ケアンズ-東京路線(週14便)はすべてジェット・スター航空へ移行される。同時に、ジェット・スター航空は12月よりゴールドコースト-東京間の便を新たに就航させる予定で、週5往復の運航となる。
カンタス航空のジェフ・ディクソン社長は、現在のガソリン価格高騰の状況下では、今回廃止を決定した便の運航を続行すると1億ドル以上の損失を生むことになるとコメントした。
日本からの観光客は豪観光業界にとって以前から重要な収入源であるが、ここ数年はその数が減少傾向にあった。