政治

移民労働者計画 来週早くに承認か

 【シドニー9日AAP】オーストラリアの労働不足問題を緩和するため、移民試験計画は来週早くにも議会で承認される可能性がある。

 ニューズ・リミテッド系各紙は、ケビン・ラッド首相はダウン・アンダーの農場やぶどう園などの労働力を確保するため、5000人におよぶ太平洋諸島民に対し特別就労ビザを発行するだろうと報じた。

 同計画は6月19日に議会で検討される予定。今回の対象地域はバヌアツ共和国、トンガ王国、サモア諸島、キリバス共和国で、フィジー諸島共和国はその対象外となる。

 同計画のもと、労働者は地方で就労するために最高7カ月間のビザが承認される。就労期間中は豪法定最低賃金と労働条件が適用され、就労後、技術を身につけた彼らは母国へ帰国する。

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