【キャンベラ9日AAP】労働党が放射性廃棄物の処理場としてセントラル・オーストラリアを候補地として挙げていることが報じられ、土地所有者から怒りの声が上がっている。
フェアファックス系各紙は9日、マーティン・ファーガソン資源相は「今議会において最も難しい決定の1つ」である問題に関して早急に取り組む方針を示していると報じた。
しかし労働党は、前ハワード政権が低レベルの放射線廃棄物処理場の候補地としてNT準州の数箇所を検討していたときに、同計画に反対の意を示していた。アリス・スプリングの北西部のヌグワナのスポークスマン、ミッチさんは「選挙前、マーティン・ファーガソン氏とピーター・ガレット氏は我々に対し、労働党はNT準州に処理場を設けるというハワード政権の計画に反対なので、労働党は同案を廃止すると主張していた」とし、したがってハーツ・レンジは候補地に選ばれるべきではないと訴えた。
ハーツ・レンジの地域には1万人以上の住人が暮らしている。また、ヌグワナのコミュニティーはハーツ・レンジから5キロ未満の地点にある。候補地に選ばれれば、川や沼地の水を利用する住人に直接的な影響が及ぶ。