【名古屋10日AAP】トヨタ自動車は10日、今後1年半の間にVIC州アルトナ工場にて「カムリ」のハイブリット車の生産を開始することを発表した。同車は年間1万台が生産される予定。
会見の場に出席したケビン・ラッド首相は「オーストラリアの自動車産業において非常に意義がある」として今回のトヨタの決定を歓迎。連邦政府より同社に対し3500万ドルの補助金を出すことを明らかにした。
電気モーターとガソリン・エンジンの両方を使うハイブリッド車は従来の自動車より3分の1少ない燃料で作動し、平均的ドライバーで年間1000ドルの燃料費を節約することができる。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、カムリ・ハイブリッドは通常モデルより値段が高くなるが、豪政府からの補助金により販売価格が抑えられる可能性を示唆した。