【シドニー11日AAP】世界で一番住みやすい都市を選ぶマーサー社の「2008年・世界生活環境調査」においてシドニーが10位に選ばれ、その他のオーストラリアの主要都市も35位以内に入った。シドニーは昨年の同調査において9位だった。
この調査は、政治または経済的安定性、人権および個人の自由、公害、犯罪率、衛生基準や生活必需品の価格など「生活環境」に関する39の分野において世界各都市をランク付けしたもので、教育や住居、娯楽に関する環境や公共交通機関、道路の渋滞状況、そして気候や自然災害の発生数などといった自然的要素も選定の考慮対象となっている。
ヨーロッパやカナダ、ニュージーランド、オーストラリアの都市が上位20位までを占め、1位に選ばれたのはスイスのチューリヒ。2位には同じくスイスのジュネーブとオーストリアのウィーンが選ばれた。
マーサー社はこの他にも、世界215都市を対象にした「身辺の安全ランキング」を発表しており、こちらで1位になったのはルクセンブルグ。シドニー、メルボルン、パースは並んで29位に選ばれ、アデレードとブリスベンは49位という結果であった。
「2008年・世界生活環境調査」の主要順位は以下のとおり。
1位:チューリヒ(スイス)
2位:ウィーン(オーストリア)
2位:ジュネーブ(スイス)
4位:バンクーバー(カナダ)
5位:オークランド(ニュージーランド)
10位:シドニー
17位:メルボルン
21位:パース
29位:アデレード
34位:ブリスベン