【シドニー15日AAP】ニコラ・ロクソン保健相は、アルコール産業は自由党と協力し、大量飲酒に対する連邦政府の方針を非難する姿勢を見せていると述べた。
来月に発表される予定の新ガイドラインのもと、男女ともに1日のアルコール消費量は標準サイズで2杯、ワインならグラス3杯分、ビール(285ミリリットル)なら4本に制限することが推奨される。同ガイドラインは国家保健・医療研究委員会(NHMRC)による研究が行われた後に作成される。同ガイドラインによると、1人あたりのアルコール摂取量の上限は4杯までとなる。
野党保健スポークスマンのトニー・アボット氏は、連邦政府は大量飲酒の問題に関して過剰に反応しようとしているとした。 一方ロクソン氏は、保守連合は政権を握っていたときは大量飲酒の問題について取り組む努力をせず、政権を失った今は同問題から関心をそらそうとしていると批判した。