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豪への亡命を拒否された中国人男性、拷問に耐えられず自殺

 【キャンベラ16日AAP】中国人男性、チャン氏はオーストラリアで亡命を希望していたが、ビザの発行を拒否され、昨年4月に中国への帰国を余儀なくされた。その後、チャンさんは拷問に苦しみ、中国で自殺したことが判明した。

 チャンさんは民主化運動グループに関与していたことから中国に戻れば迫害されると主張していた。難民支持者のフランシス・ミルン氏はABCラジオに対し「チャン氏はおそらく、さらなる迫害や拷問は非常に耐えがたいと考え、自らの命を絶ったのだろう」と語った。

 ミルン氏は、ケビン・アンドリュー元移民相とクリス・エバンズ現移民相に対し膨大な数の手紙を送ったが、全て無視されたと話した。

 NSW州人権擁護委員会は、チャン氏を中国へ送還したことは拷問禁止条約におけるオーストラリアの義務に違反したことを意味すると述べた。同委員会のステファン・ブランクス会長は「チャン氏は中国へ帰国直後、拷問を受けた。その証拠を豪政府に提出し、チャン氏をオーストラリアへ連れ戻すように嘆願したが、何の措置もとられなかった」と述べた。

 移民省スポークスマンは、チャン氏の自殺は非常に残念としたが、同件の詳細に関するコメントは控えた。

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