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育児放棄罪での逮捕が全国で相次ぐ 

 【キャンベラ26日AAP】ここのところ、育児放棄に絡んで親たちが逮捕されるケースが全国で相次いでいる。

 キャンベラでは22日夜、5歳から13歳までの4人の子供たちを家に残したままにしたとして、35歳の母親が逮捕された。母親は育児放棄罪4件及び殺人脅迫罪などで起訴され、ACT治安判事裁判所に出廷した。

 この裁判の中で警察は、22日に女の家を家宅捜査した際、親が不在の家で4人の子供たちがリビングルームでテレビを見ていたとしたが、住宅内は服やゴミが山積みになっており、5つある寝室のうち3室には近寄ることができなかったとした。また、台所も調理ができるような状態ではなく、室内は犬の排泄物が散在していたという。

 アデレードでは今週始め、7人兄弟のうちの5人を他の21人の子供たちと2軒の住宅に同居させたとして妊娠中の女が逮捕された。またブリスベンでも、1歳6カ月の双子を栄養失調で死亡させたとしてその両親が逮捕されたばかり。

 育児放棄に絡んで親の逮捕が相次いだことを受けて連邦政府のニコラ・ロクソン保健相は、各事件に関するコメントを避けたが、政府として社会安全、住宅、健康面など多方面に関して適切な支援を各家族に提供できるようにしていると述べた。

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