【メルボルン29日AAP】自由党の関係筋によれば、ハワード前政権下で外務大臣を務めたアレクサンダー・ダウナー議員が、数日中にも政界引退を発表する予定だという。ダウナー前外相は現在、年次会合のためアメリカに滞在中だが、来月2日には帰国する予定で、その後に引退を表明するとみられている。
ダウナー前外相の政界引退が決定すれば、SA州のメイヨー選挙区の議席を巡って、補欠選挙が行われることとなる。自由党の有力候補としては、ハワード政権下で労働関係顧問を務めたジェイミー・ブリッグス氏や、ミンチン前金融相の元部下であるマット・ドーマン氏。ダウナー前外相は、ブリッグス氏を推しているとみられている。
政界を引退後は、ダウナー前外相が非常勤で国連のキプロス特別代表に着任するという話や、イアン・スミス氏の設立する企業でビジネス顧問を務めるといった話もあるという。