【シド二―30日AAP】妻と孫2人を斧で殺害した上、警官である娘にけがをさせた男が30日、逮捕された。
頭部に重度のけがを負ったシェリー・ウォルシュ上級警官は30日午後2時ごろ、NSW州中西部のカウラにある隣人宅に叫びながら走ってきた。隣人のテリー・ラベットさんはAAPに対し、「娘のシェリーさんは血まみれで側頭部に深い傷を負っていた」と語った。
犯行後、グレート・ウエスタン・ハイウェイのモーテルで潜伏していたジョン・ウォルシュ容疑者(69)は同日午後8時15分ごろ、モーテルに帰ってきたところを逮捕された。
事件当日は非番だったシェリーさんはカウラ病院に救急車で搬送された後、オレンジ・ベース病院に搬送された。シェリーさんの容態は深刻な様子。
ラベットさんは「シェリーさんは両親の家に子供をあずけ、仕事に行っていた。祖父母は孫の面倒を見ていた」と語った。「隣人の老夫婦は物静かで、10年前にシドにーからこの町に引っ越してきた。数年前に息子さんが自殺してからジョンの様子に少し変化があった。彼は物静かで他人との交流があまりなかった。私の想像では、ジョンは孫の面倒を負担に感じていたのかもしれない」とラベットさん。