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ブロッコリーで前立腺がん予防 英国の研究所が発表

 【シドニー2日AAP】イギリス東部ノーウィッチにある食品研究機構の研究者たちは、ブロッコリーには前立腺がんに対して予防効果があるという研究結果を発表した。

 この研究では、22人の男性に毎週400グラムのブロッコリーか同量のグリーンピースを通常の食事と共に摂取してもらい、これを1年間続けた。そして、前立腺から抽出された細胞を研究開始前と研究中のものとで比較した結果、ブロッコリーには前立腺がんの発がん作用がある遺伝子に変化をもたらす作用があることが確認された。これにより、ブロッコリーを多く摂取することで前立腺がんを予防することができ、また、既存のがん細胞の活性化を妨げられることが分かった。

 しかしながら、ブロッコリーがどのように作用するのかなどまだ不明な点も多く、オーストラリアがん協議会のイアン・オルバー会長は今回の研究結果に対し関心を示したものの、ブロッコリーに発がん抑制効果があるか否かは、より大きな規模での研究が必要であるとした。

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