【キャンベラ3日AAP】オーストラリア健康福祉研究所の発表ではオーストラリア人の平均寿命は81.4歳で日本に次いで世界第2位だが、国内でも最も平均寿命が長いのはQLD州サンシャイン・コーストの女性たちで、その平均寿命は84.7歳である。
国内第2位の平均寿命を持つのはWA州パース南東の農業地域に住む女性たちで84.6歳。第3位はパース女性の84.4歳。男性の平均寿命においてはメルボルンとキャンベラが1位で80歳。次いでパース(79.8歳)、シドニー(79.7歳)となっている。
長生きのオーストラリア人であるが、アボリジニやトレス海峡島系の人々は非アボリジニと比べて17歳も平均寿命が短い。
ジャスティン・エリオット高齢相は、医療サービスの充実によりオーストラリア人の寿命が延び、最近の老人はいきいきとした生活を送っているとし、「いわゆるベビー・ブーマーたちが引退し始めている今、高齢化社会が変化を遂げている」と語った。
現在、国内には65歳以上の人が280万いるが、40年後にはその3倍の700万前後になるとみられている。100歳以上の人は2800人だが、この数も2055年までに7万8000人になると予想されている。