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児童性的いたずらの被告、釈放後に住民から追い出される

 【シドニー3日AAP】児童に性的いたずらを行ったとして起訴されたデニス・ファーガソン被告が釈放された後に住み始めた町で、町民から抗議を受けて引っ越しをせざるを得なくなった。

 ファーガソン被告は、2005年11月にブリスベン西部のダルビーで5歳の少女に性的暴行を加えたとして来週から裁判を受ける予定であったが、ヒュー・ボッティング地方裁判所判事は、同被告に関する情報が裁判前に過度に報道されたため、公正な裁判が望めないとして同被告を釈放した。

 同被告は1日夜に釈放された後、QLD州南西部のダルビーから約120キロ北西の田舎町マイルス近郊で生活を始めた。しかしながら、同被告が住み始めたことを知った町民たちは、抗議を呼びかけるメッセージを携帯電話で広め、ファーガソン被告が住んでいるとされる家の前に集結。町民約60人は3日午後5時15分ごろから「デニスは犯罪人だ」「お前が住む場所は刑務所だ」と書かれたスローガンを掲げて抗議を始めた。

 QLD州警察のメディア・スポークスマンは、本人の希望によりファーガソン被告をダーリング・ダウンズ地方以外の場所に移動させたとした。

 警察はこの日の町民抗議を監視。複数のファーガソン被告の住居への不法侵入に関して調べを進めているとした。

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