【ブリスベンAAP】アナ・ブライQLD州首相は6日、ペネロペ・ウェンズリー外交官を次期州総督に任命した。ウェンズリー外交官は、9月に次期連邦総督に任命される予定のクエンティン・ブライス現州総督からその座を引き継ぐ。
駐フランス大使としての活躍してきたウェンズリー外交官はその任務を終え、最近帰国した。ウェンズリー氏はオーストラリアの駐インド高等弁務官や国連ニューヨーク本部の常任委員を務めてきた。
5日、ウェンズリー氏の任命はバッキンガム宮殿で承認された。ブライQLD州首相は「ウェンズリー氏は世界で素晴らしい功績を残してきた偉大なQLD州民で、今後は州のために活躍してくれるだろう。これまで人道・環境問題などに従事してきたウェンズリー氏であれば、思いやりと慈悲の心をもって州総督という任務に当たってくれるだろう」と語った。
ウェンズリー氏は「州総督は政治性のない職務ではあるが、環境問題やエイズ問題に関して調査をしていきたい」と述べた。ウェンズリー氏はQLD州の25代目州総督となり、同州では女性の州総督は3人目。