【シドニー6日AAP】NSW州政府は裸の子供の絵を表紙に使用した雑誌を豪審議委員会に提出する予定。
雑誌「月刊アート・オーストラリア7月号」が裸の子供(6)の絵を表紙に使用したことが物議を呼んでいる。同雑誌が裸の子供の絵を掲載したことは芸術家であるビル・ヘンソン氏の同様の絵が問題となったことに対する抗議を意味している。
同州警察は過去数カ月で、裸、あるいは裸同然の子供を撮影したヘンソン氏の写真を多数押収した。しかし、ヘンソン氏にはいかなる容疑もかけられることなくこれらの作品はシドニーのアート・ギャラリーに返却された。
雑誌には大人のジュエリーに身を包んだ裸の子供がポーズをとっている写真や裸のティーンエイジャーの写真が含まれていた。
コミュニティー・サービス相のケビン・グリーン氏は、これらの画像は政治への影響力を狙って不適切に使用されたと語った。バリー・オファレル野党党首は、この掲載は「国民を挑発するような行為」とし、同雑誌の資本を提供しているNSW州芸術委員会のありかたの見直しを求めた。