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豪観光業界、世界と比較しても伸び率低迷

 【ブリスベン8日AAP】世界中で観光客数が上昇している中、オーストラリアを訪問する観光客数は伸び悩んでいる。

 オーストラリア統計局が今週発表した統計によると、今年5月にオーストラリアを訪問した観光客の数は47万5600人で昨年同時期と比べ0.8%の上昇率にとどまった。一方、中国(20.9%)、インド(20.5%)などは記録的な上昇率となり、次いでマレーシア(11.2%)となった。しかしながら、日本や韓国を訪問した観光客数は減少。同時期で日本は18.2%、韓国は13.4%となった。

 観光・交通フォーラムのオリビア・ワース理事長は、世界観光機関が発表した今年1月から4月までの世界における観光客の上昇率が5%であったのに対し、今年1月から5月までにオーストラリアを訪問した観光客数の上昇率がたったの0.2%であったことを指摘。「オーストラリアの観光業界は世界から遅れを取っている」と述べたが、来週開催される世界青年の日によって12万5000人の海外からの訪問客が見込まれていることから、たとえ短期間であっても今年下半期の業界成績に少なからず好影響を及ぼすであろうと話した。

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