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オーストラリア、エネルギー効率の大幅改善が不可欠

 【キャンベラ14日AAP】専門家による報告書で、オーストラリアはエネルギー効率と生産性を大幅に改善する必要性があることが分かった。オーストラリアのさまざまな経済部門のエネルギー生産は他の先進国よりも著しく遅れているという。

 気候研究所のジョン・コナー会長は「オーストラリアはOECD諸国の中で製造部門における非効率性が第2位。これは原材料生産の割合が高いことが原因」と語った。またオーストラリアはカナダ、米国に続いて経済が最もエネルギーを必要とする国の3位。

 報告書によると、オーストラリアのサービス部門のエネルギー効率は1990年から2004年の間でわずか6%改善されたのに対し、ドイツは43%、英国は23%も改善された。「オーストラリアはエネルギー効率化において他国に大幅に遅れをとっている。上昇し続ける汚染を2012年までに減少へと転じ、世界が低炭素経済を目指す中でオーストラリア経済に競争力を持たせるためには緊急措置が必要」とコーナー氏。

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