【シドニー15日AAP】カトリックの祭典「世界青年の日」は15日、6日間にわたるそのイベントの初日を迎えた。
シドニー湾のバランガルーに設けられた野外教会には、世界170カ国以上から集まった14万3000人の巡礼者たちが集結。彼らは自国の国旗を首に巻き、ミサが始まるまでの間、ポップ音楽に合わせ踊っている姿などがみられた。
ミサでは最初にシドニー大司教であるジョージ・ペル枢機卿が各国の巡礼者たちに対し歓迎のメッセージをフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、そして英語で述べた。引き続きケビン・ラッド首相も同様に外国語で挨拶をしたが、オーストラリア英語である「グッダイ」(G’day)もその中に含まれた。
この日のミサはオーストラリアでは過去最大のものの1つとなったが、この記録は20日に予定されているローマ法王ベネディクト16世のミサによって塗り替えられるものとみられている。