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貧困層のギャンブル問題、依然として改善されず

 【メルボルン2日AAP】メルボルンの貧困層が依然としてギャンブルの問題を抱えているということが、最新の研究で明らかになった。

 この研究はモナッシュ大学が行ったもので、詳細をジ・エイジ紙が伝えている。それによれば、2007年会計年度にVIC州のポーカーマシンで失われた26億ドルのほぼ半分は、ギャンブルの問題を抱える人によるもので、VIC州では人口の1.6%にあたる6万3700人がギャンブルの問題を抱えているという。また、貧しい地域ほどギャンブルの問題を抱える人の比率が高く、1人あたりが失う金額も大きいという。

 メルボルン南東部のダンジェノン市がギャンブルの問題を抱える人の比率が最大で、昨年度はポーカーマシンで計6200万ドルを失っている。続いてメルボルン北西部のマリビノン市とブリンバンク市が後を追っている。

 以前に、VIC州政府はギャンブル依存問題との闘いに打ち勝っていると述べ、ブランビーVIC州首相はギャンブル問題が減少していると述べていたが、この研究では政府によるさらなる対策の必要性が指摘されている。

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